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2012年05月18日

二胡の工場の視察

今回、二胡の仕入れの下準備として、蘇州へ行ってきました。


二胡を日本へ輸入する上で、一番のネックはワシントン条約に引っかかるということ。
ニシキヘビの皮を使っているので、中国側での輸出許可書を取る必要があります。


直接持ち帰る場合も、パスポートを提示し、中国の林業局で許可を取って3日ほど
2本まで持ち帰ることができます。


使っているニシキヘビは、ベトナムあたりで養殖したニシキヘビとのこと

工場でニシキヘビを見せてもらいましたが、なんというのでしょうか
独特のニオイがあるんですよね。干物と獣のようなニオイ


ニシキヘビの皮の中央部分(背中部分)を二胡に使用します。


特に上質の部分はニシキヘビの首部分の皮が伸びがあり、上質な二胡に使用。


尻尾に近づくにつれ、ランクが落ちていくとのこと




工場には、紫檀・黒檀・紅木の材料があり、半年や1年間は乾燥させるとのこと

作業を見せていただきましたが、手作業で作っているんですよ。


楽器というのは、手の感覚というのが大事なのかもしれませんね。


このように作っている様子を見せていただくことには、仕入れをする上で大切ですね。