Home 驚きの想定外
2012年09月10日

驚きの想定外

すべての事象に対して、完璧に想定することは難しいことではありますが、ある程度は、想定して動いてはいる訳です。


その中で、今回、驚きの想定外が発生。


今も、この驚きの想定外をどう想定すべきかということを考えていたりします。


というのは、先週の金曜日から日曜日まで、北京のある会社に招待をされ、北京へ行ってきました。


今回の私の役割は、日中間のあるプロジェクトの説明会に出席し、中国の富裕層の前で、説明をすること。



演出として
・日本から、わざわざ来た中国語が話せない日本の担当者の役割


これは、
・日本から日本人を招くということで、中国の会社の価値を高める
・日本語を同時通訳で、中国の担当者が中国語で説明することで、通訳面で問題ないことを示す。


あとは、中国側の担当者の意図をしっかり把握すること。



ということで、金曜日の夕方に北京空港へ到着し、空港まで迎えに来ていただき、そのあと、夜まで打ち合わせ。
原稿のチェックを夜中までやってました。



でっ土曜日の午前中も打ち合わせを行い、説明会が行われる会場へ12時ごろに到着。


会場の設営をされている中国の会社の方を眺めながら、打ち合わせ。


説明会は、午後3時からなのですが、3時前になっても、中国の富裕層の方は現れず、
中国の担当者から『社長さんですから、けっこうルーズなんですよ~』みたいな説明を受け、その後、1組のお客さんが到着した頃から、中国の会社の方が慌しく電話を開始。



中国の担当者が、呼び出され、戻ってきた第一声が
『すみません、なんか同時刻に、別の会社の説明会があり、皆さんそちらの説明会に行かれました。そのため、今回は中止です。このことについては、会社内部で、しっかり原因を究明いたします。』とのこと


「えっ。。。。。!!」


中国に住んでいると、少しぐらいでは驚くことはないのですが、この“事故”にはかなり驚きましたね。


しかも、前日や当日の準備状況をみても、訳が分からないという表現が一番あっているかもしれませんね。


出席状況を把握せずに、説明会の開催を進めるものなのか?という疑問というか、苦笑で、本当に困惑でしたね。


まぁ~、その会社のマネージメント能力が分かったので、提携する際は、より注意が必要ということがわかったのは、収穫でしたね。


それにしても、ほんとびっくりしましたね。


ただ、急に空いた時間で、久々の北京を堪能したので、非常に楽しかったです。


やっぱり、北京は落ち着きますね~~~




ちなみに、後日担当者から、
原因は、尖閣問題で、日本にかかわるイベントに参加するのは、都合が悪いということで、キャンセルになったようです。