Home 中国仕入れ「中国人のできます」は、「日本人のできます」とイコールではない?
2015年03月31日

中国仕入れ「中国人のできます」は、「日本人のできます」とイコールではない?


hakonotumikata
中国と日本との考え方をみていく中で、上の段ボールを積み重ねた画像が良い例ではないかと思います。

左側 日本の場合
  <いろいろな事柄を最初に想定して、積みあがってから、行動に移す>

右側 中国の場合
  <ある程度(価格、納期、送料など)、決まったら、取りあえず行動に移し、その都度対処>



中国仕入れを行う際、中国的な考え方を考慮しておかないと、誤解をすること・誤解を与えてしまうことになります。



上の段ボールの図のように、9つ積み重ねてから始める日本側と、3つ並べて進める中国側 という図式で

  中国『もう3つ段ボールが並んでいるのに、進めないというのは、冷やかしではないか?』
  日本『まだまだ決まっていないから、進められない』

という感じ。



私の考えでは、「とりあえず、やってみないことには分からない。特に中国での取引では」と思っています。


というのは、
中国側が「できます!」と<3つ段ボール>を並べたとしても、その「できます」を確認する必要があります。

まず、
・要望通りにできるか?(材質、精度を含め)
・納期は予定通りか?

仮に、中国での返答が『できます、大丈夫です!』とあったとしても、
実際に出来上がった商品に満足できなければ、意味がない訳です。


「できた」けど、満足いく結果ではないという可能性もある訳です。


そのような状況で、「できます」という3つ段ボール>の上に、段ボールを重ねるということは、
結果、時間とコストがかかる可能性があるということ。



良い悪いではなく、どのように使うかという問題。



まずは、低コストで、第一関門を越えることに集中したほうが良いかと思います。





最初に、いろいろと確認することは、必要なことですが、

    リスクを減らすことができる反面
      ・想定の準備に時間がかかること
      ・想定は想定でしかなく、実際とは乖離が存在すること

特に、「日本人のできます」≠「中国人のできます」は、イコールではないということ
 




中国仕入れを行う場合、
            やはり「とりあえずやってみる」ことをやはりお勧めします。


サンプル作成で、依頼すれば、少量から生産可能で、その商品の品質を確認でき、
低コストで、良い結果を得ることができます。


時間的なコストをかけず、少額の金銭的コストで、試すことができるかと思います。